ITマネジメントセミナーin京都 2015/10/14(水)・21(水)全2日間
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<セミナー趣旨>
昨今の経営、経済、ITを取り巻く環境は、グローバリゼーション、クラウドコンピューティングなどの進展を受け激しく変化しています。情報システム部門は、既存システムのメンテナンス・運用、新規システムの提案、新しいIT技術の評価・導入と日々忙しい状況にあります。
このような環境下にあり、ビジネスニーズを的確に捉えたシステムの構築を行うためには、ITマネジメントが重要です。
企業においてはITマネジメントを推進するCIO、情報システム責任者が必要となって来ています。
本講座は、将来のCIO候補者、情報システム責任者、新任マネジャーに対して、ITマネジメントの基礎を勉強していただき、加えて現在の日本企業のITマネジメントの課題等を学んでいただくと共に、ディスカッションするコミュニティの場として活用していただくことを目的としております。
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第1日目 10月14日・水曜日 9:30-17:30(受付9:00) 9:00 受付開始 9:30-17:30 ITマネジメントの基本 企業情報システムと開発プロセス、情報システム部門の現状、情報サービス産業の現状、情報企画、開発プロセスと運用業務、ビジネスモデリング、情報システムの調達
第2日目 10月21日・水曜日 9:30-15:10(受付9:00) 9:00 受付開始 9:30-15:00 エンタープライズアーキテクチャ(EA)の設計 ITマネジメントの今日的課題、戦略マネジメントの理解、IT投資マネジメント、クラウド時代のシステム、アーキテクチャ成熟度ステージによるEAの設計
15:15-16:30 セキュリティと経営 16:45-18:00 ゲスト講演 18:30-20:30 懇親会 場所 COCON烏丸4F シティラボ内 異能工房セミナールーム
京都市下京区烏丸四条下ル620 COCON烏丸4Fシティラボ内
•京都市営地下鉄「烏丸四条」から徒歩約5分
•阪急電鉄「烏丸四条」から徒歩約5分
※駐車場はございませんのでお車での来館は御遠慮ください。受講料 25,000円(税込)※昼食、懇親会費含む 参加対象 ・新任CIO,将来のCIO候補者
・情報システム部門の新任マネジャー、マネジャー候補者
・情報システム責任者等募集人数 15名(最少開講人数10名) ※応募者多数となりました場合には、受講いただけない場合がございます。予めご了承ください 講師 株式会社ロックオン 特別顧問ソリューションユニット長 宗平順巳(むねひら としみ)
京都大学理学部大学院中退後、総合電機メーカーを経て、1986年にオージス総研に入社。
元オージス総研株式会社 取締役執行役員 技術部長)
コンサルティング部長、ソフトウェア工学センター(現 アジャイル開発センター)長を経て、取締役執行役員技術部長。主にIT投資マネジメント、IT統制、ビジネスモデリング、BPM、SOA、EA、BSCに関する研究活動を行いながら、ITコンサルタントの実戦指導に従事する。
2014年4月より、株式会社ロックオン特別顧問ソリューションユニット長 現在に至る- ■資格
- ITコーディネータ、公認システム監査人、前ITコーディネータインストラクター
- ■所属学会
- 「経営情報学会」「ビジネスモデル学会」「社会情報学会」「生産管理学会」 「日本情報経営学会」「日本原価計算研究学会」
- ■大学院講義
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- 同志社大学大学院ビジネス研究科(ビジネススクール) 非常勤講師
- 「企業のIT戦略(組織におけるITマネジメント)」
- 関西学院大学大学院経営戦略研究科 非常勤講師
- 「Management Information Systems」
- ■学会活動・社会活動
- 関西CIOネットワーキングフォーラム・コーディネータ JISA白書部会 部会長、他多数
日程と講義内容
第1日目 <ITマネジメントの基本> 9:30-12:00 - 1.企業情報システムと開発プロセス
- ・企業情報システムの全容をまず概略レベルで把握してもらう
- ・次にその情報システムの開発手順と各プロセスでの作業内容を紹介する
- ・組織内における役割分担、メーカーや情報サービス業との役割分担など、開発の現場をまず理解してもらう。
- 2.情報システム部門の現状
情報システムの開発・運用を担う情報システム部門の現状を知ってもらう- ・年間情報化費用の用途
- ・情報システム部門の組織例からどのような職種があるのか
- ・各職種の役割
- ・情報システム部門の抱える課題
- ・今後求められる人材像
- 3.情報サービス産業の現状
情報サービス産業の実態を知ってもらう- ・情報サービス産業の事業内容
- ・システム開発、運用における役割
- ・業務の進め方
- ・情報サービス産業のビジネスモデルと経営課題
12:00-13:00 昼食
13:00-17:30 - <事例学習とITマネジメントの業務>
※事例学習(ビデオと講義)
※講義 - 4.情報企画、開発プロセスと運用業務
システム管理基準とCOBITを参照しながら、情報企画業務についての理解を深める
- ・情報企画のプロセス
- ・各プロセスの詳細開発
- ・運用を実施する情報システム部門の主要業務の内容について理解する。
- ・開発プロセスの比較
- ・運用業務の理解
- 5.ビジネスモデリング システム化の最上流の新しい方法論であるビジネスモデリングについて理解する。
- ・経営戦略の可視化=BSC
- ・ビジネスモデリング
- ・To-Beモデルの作成
- ・要件定義
- 6.情報システムの調達
システム開発保守はアウトソーシングが中心である。その調達プロセスを理解する。- ・システム調達の様々なケース
- ・調達プロセス
- ・RFPの作成
第2日目 <これからのITマネジメント> 9:30-12:00 - 7.ITマネジメントの今日的課題
「CIOの機能と実践に関するベストプラクティス懇談会」報告書に基づき、ITマネジメントに関する課題について理解を深める
<エンタープライズアーキテクチャの設計1>
- ・CIOの機能と実践に関するベストプラクティス懇談会」報告書
- ・CIOに求められる7つの機能
- 8.戦略マネジメントの理解
IT投資は戦略実現の手段であるということの議論を深める前提として、戦略マネジメント、具体的にはBSCの理解を深める。- ・BSCの概念とその変遷
・最新のBSCの理解- 9.EA, BSC,IT投資マネジメント
全社最適の視点からITマネジメントを実行するにあたっての基本的なフレームワークである,EA:エンタープライズアーキテクチャについて理解し,BSCを用いたIT投資マネジメントのフレームワークとの関係を理解する- ・BSCとIT投資評価
- ・IT投資マネジメントのフレームワーク
- ・BSCからEAへ
- ・IT成熟度ステージ
12:00-13:00 昼食
13:00-15:00 <エンタープライズアーキテクチャの設計2>
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10.新しい時代のITマネジメント
Web2.0と同様にエンタープライズシステム構築においておきているパラダイムシフトであるクラウドについて理解し,これからのITマネジメントのあり方について議論する
- ・クラウド
- ・進展する仮想化技術
- 11.SOAと新しい時代のITマネジメント
クラウド時代のシステム開発のパラダイムであるマス・カスタマイゼーションとその実装例であるSOAとその応用方法について学ぶ- ・マスカスタマイゼーションとは
- ・SOA・SaaS登場の背景
- ・SaaS,SOAの機能要件
- ・BPMとSOA, Cloud
- 12.EAの設計
企業システムの全体アーキテクチャを検討するフレームワークとして、MIT Sloanの「アーキテクチャ成熟度ステージ」に基づくEAの設計を進める。- ・オペレーティングモデルによるEAの設計
15:15-16:30 <セキュリティと経営>
トレンドマイクロ株式会社 執行役員 統合政策担当部長 小屋 晋吾氏16:45-18:00 <ゲスト講演>
株式会社島津製作所 常務執行役員、製造・情報システム担当 馬瀬 嘉昭氏18:30-20:30 <懇親会>
参加メンバー同士はもちろんゲスト・講師も参加致しますので、是非交流ください。主催者紹介 M3O(エムスリーオー)代表
製造業の情報システム部門に1972年より2014年まで勤務。 この間、ITネットワークをベースとした基幹・CAD/PDM・工場・OAシステムの統合による業務改革推進を担当。2001年より、グローバルIT統合とPLM、ERP(SAP)システムの導入を推進。2014年4月
・株式会社インプレス IT Leaders編集委員
・一般財団法人関西情報センター(KIIS)
・株式会社エクスペルト 顧問新井 修