M2Mセミナー in京都 2015/6/26(金)・27(土)全2日間


M2M / IoTのすべてが分かる!
システム部門こそM2M/IoTの牽引を、事業部門はその活用で新しいビジネスモデルの早期立ち上げを!!

  • <セミナー趣旨>

    企業の情報システム部門の役割は、「企業(グループ)内のビジネス遂行のための情報システム」、「顧客・社会を巻き込んだビジ ネスへの変革のための情報システム」への取り組みが中心でした。一方、金融・物流・サービス業では、すでに取り組まれている「 本業とITの一体化」ともいえる製品・機器の「開発」・「もの造り」そして「サービス」といった従来、不得意というよりも関与してこなかった分野のIT化もシステム部門の役割と考えます。
    すべての機器がインターネットに接続されるM2M/IoT時代の幕開けとともに、情報システム部門は、このインフラ、セキュリティの確保、データの活用環境の構築を、製品開発・生産・サービス・物流 ・・・事業・ビジネス部門が、この環境下で新しいビジネスの早期立ち上げができるよう、本セミナーを企画いたしました。

    1日目はM2M全体像、ビジネス活用事例と現状および実際の取組について講演いただきます。
    2日目は、M2Mを実際に構築するための要素技術についてデバイス回り、通信、そしてデータ活用環境、M2Mのセキュリティ対策について学んでいただきます。
  •  
    6月26日(金)
    10:00-18:00(受付9:30-)
    9:30-9:40(1)趣旨説明
    9:40-12:00(2)M2Mの全体像
    12:00-13:00昼食
    13:00-14:00(3)M2Mシステムの全体構成
    14:10-16:30 (4)M2Mのビジネス活用と海外の動向
    16:40-18:00(5)ゲスト講演
    18:30-20:30懇親会
    6月27日(土)
    10:00-17:00(受付9:30-)
    M2Mシステムの要素技術
    9:30-12:00 (6)データ取得:デバイス・組込みソフトとの関係
    12:00-13:00昼食
    13:00-14:50 (8)データ通信:通信とセキュリティ
    15:00-16:00 (9)電力小売自由化で始まる新たなM2M/IoTビジネスの可能性
    16:10-17:10 (10)M2Mセキュリティ全般
    場所 一般財団法人 京都市職員厚生会 職員会館かもがわ(3階 会議室)
    京都市中京区土手町通夷川上る末丸町284
    •京都市役所から徒歩約10分
    •市バス「河原町丸太町」から徒歩約5分
    •京阪電鉄「神宮丸太町駅」から徒歩約5分
    ※駐車場はございませんのでお車での来館は御遠慮ください。
    受講料 25,000円(税込)※昼食、懇親会費含む
    参加対象 ・IT部門でM2M/IoTを担当または計画している方
    ・IT部門の管理職
    ・経営層・経営企画部門等で同業務担当及び興味のある方
    ・製品開発、品質、生産、サービス部門等で同業務担当及び興味のある方

    日程と講義内容

    第1日目6月26日(金)
    M2M全体像、ビジネス活用例
    9:30-9:40 <主催者挨拶>M3O(エムスリーオー)新井 修
    9:40-12:00

    <M2Mの全体像>株式会社ロックオン 宗平 順己

    ・最初に-KOMTRAXのビジネスモデルを考える。
     代表例であるKOMTRAXの持つ意味について考えます。KOMTRAXの良さは技術構成ではなく、そのビジネスモデルにあります。このことをまずご紹介します。
    ・そのうえで、2014年11月のハーバードビスネスレビューに掲載された、ポーターの論文「How Smart, Connected Products Are Transforming Competition」の概要をご紹介します。この論文では、IoT(M2M)によって、ビジネスにどのような変容がもたらせようとしているのかが示されています。 そして、GEのインダストリーインターネットをその最も有名で野心的な事例として紹介します。

    12:00-13:00 昼食

    13:00-14:00

    <M2Mシステムの全体構成>株式会社ロックオン 宗平 順己氏

    ETSI TC M2M(欧州電気通信標準化機構のM2M技術委員会が定めるM2Mの階層アーキテクチャをまず解説し、次に各レイヤーの概要についてご説明します。
    14:10-16:30

    <M2Mのビジネス活用と海外の動向>SAPジャパン株式会社 村田 聡一郎氏

    Internet of Things(モノのインターネット)、M2M(マシンtoマシン)、インダストリー4.0(Industrie 4.0)...「ネットにつながったモノ」はあらゆる業界・あらゆるビジネスに大きなインパクトをもたらし、圧倒的な競争優位性を持った画期的なビジネスモデルが続々と誕生している。しかし、具体的にはIoTを自社のビジネスにどのように取り入れることができるのか?どのように考え、何を検討したらよいのか?そのポイントは何なのか?と、一歩引いて様子を眺めている方もおられるのではないだろうか。本セッションでは、既存のビジネスを「Connected化」することによって新しいビジネスモデルを開拓した事例を取り上げ、それらの成功のポイントとそこから得られる示唆を整理する。
    ※情報提供:「インダストリー4.0(ドイツ語表記Industrie 4.0)」
    16:40-18:00

    <ゲスト講演>パナソニック株式会社 梶本 一夫氏

    全てのモノがインターネットにつながるIoT時代は、様々なサービスが花開く大きなマーケットが期待されている。一方、住宅や自動車の機器群がインターネットで結ばれることで、設計ミスや故意の攻撃により、事故や火事、盗撮などのリスクも高まる。 B2C市場にて消費者保護の観点で品質問題に取り組んだ家電メーカの経験が、IoT時代には生かされるとの視点からIoT時代のセーフティ&セキュリティ取組みについて述べる。
    18:30-20:30

    <懇親会>

    参加メンバー同士はもちろん2日間の講師も参加致しますので、是非交流ください、関西のM2Mを盛り上げましょう。
    第2日目6月27日(土)
    <M2Mシステムの要素技術>
    技術の進化がM2Mを加速している。
    カメラやセンサー、位置情報、モバイル機器などのデバイス。無線通信、そしてビッグデータ。列車や設備などの制御系にも、小さくて高性能の機器とセンサーなどの精度が高まったことが寄与している。費用の低下も大きい。 また、通信の高速化とビッグデータの技術によって、データ処理方式が変わった。 本セッションでは、デバイスとの関わり、通信とセキュリティ、データ処理と活用を考える。
    9:30-12:00

    <データ取得:デバイス・組込みソフトとの関係> 日本システムウェア株式会社 竹村 大助氏

    M2Mシステムの起点となるフィールドにおけるデータ取得。これを構成するのはデータ取得そのものに関する技術と、キャリア様などが提供する通信網のアクセスポイントまでデータを届けるニアサイド通信技術のふたつに大別される。データ取得は対象機器そのものに取得機能を組み込む形が先行すると考えられるが、その先には多種多様なセンシング技術による適用範囲の拡大も期待できる。ニアサイド通信技術は、現在普及している通信技術に加え、将来的には様々な環境下での運用をふまえ、省電力や耐久性などもポイントになってくるだろう。それぞれのレイヤーにおける実装と、課題やトレンドなどについて考察する。

    <データ処理と活用> 日本システムウェア株式会社 竹村 大助氏

    人とデータの接点となるデータ処理と活用。データに関しては、段階的に可視化段階と、より積極的な活用段階が存在する。現在のM2Mシステムの構築の主なものは可視化の段階である。文字通り、これまでリアルタイムで見られなかったものを見える化することにより、サービスレベルの向上や今まで実現できなかった課題の解決を可能にするものである。しかしM2Mの本当の真価は、その先の活用の段階にあるとも考えられる。注目が高まるアナリティクスによる新しい価値の発見や、これまでなかった知的財産の資産化、そしてそれによる新しいビジネスの創造など、データ処理技術とそれが持つ未来への可能性について考察する。

    12:00-13:00 昼食

    13:00-14:50

    <データ通信:通信とセキュリティ> 株式会社NTTドコモ 一矢 康雄氏、中島 厚生氏

    あらゆるモノがつながるIoTの世界では、利用用途、ネットワーク・デバイス、ビジネスモデルが多様化し、産業・社会インフラとしての役割が期待される一方、情報を安全に取扱う必要性が増々求められていきます。 本セッションでは、M2M/IoTネットワークをセキュアに構築するに当たり、 (1)各種通信ネットワークの特長、具体的なネットワークサービス
    (2)セキュリティ確保の観点から検討すべきネットワーク選択の要素
    (3)運用・保守の仕組み、実現方法
    について理解を深めて頂きます。
    15:00-16:00

    <電力小売自由化で始まる新たなM2M/IoTビジネスの可能性> 株式会社インターネットイニシアティブ 齋藤 透氏

    電力小売自由化に向け、国内全世帯への設置が予定される スマートメーターでは、検針値を宅内の機器で取得するた めの「Bルート」が用意されています。 HEMS機器との連携に より様々なサービスへの利活用が期待されていますが、まだ その詳細についてはあまり認知されていないのが実情です。 本講演では、IIJ が開発したBルート活用プラットフォーム、 及びそのビジネスへの可能性について考察していきます。
    16:10-17:10

    <M2Mセキュリティ全般>(1)トレンドマイクロ株式会社 田畑 拓氏

    現在,OAネットワークの世界では標的型サイバー攻撃などの脅威が広がりつつある。それらのサイバー攻撃に対するセキュリティ対策技術をM2M/IoTに応用した導入事例について解説する。

    <M2Mセキュリティ全般>(2)トレンドマイクロ株式会社 原 聖樹氏

    「M2M/IoTの世界になることにより、従来脅威がなかったものにも脅威が広がることになる。従来のPCなどに対する脅威は長い年月を掛けて巧妙化してきているが、M2M/IoTにおいてはその最新の脅威の矢面に立つことになる。セキュリティを考慮する上で、どういった脅威が想定され、どういった対応をしていく必要があるのか、またその課題は何かについて、これまで制御システム向けのセキュリティに取り組んできた実績を元に考察する。
            
    講師(予定)
    株式会社ロックオン 特別顧問商流プラットフォーム事業本部長(元オージス総研株式会社 取締役執行役員 技術部長) 宗平 順己氏
    SAPジャパン株式会社 インダストリークラウド事業統括本部IoT担当プリンシプルコンサルタント 村田 聡一郎氏
    パナソニック株式会社 本社CTO室 ソフトウェア行政担当 理事 梶本 一夫氏
    日本システムウェア株式会社  ITソリューション事業本部ビジネスイノベーション事業部 兼M2M/IoTビジネス部 部長竹村 大助氏
    株式会社NTTドコモ M2Mビジネス部  法人M2Mビジネス担当一矢 康雄氏
    株式会社NTTドコモ M2Mビジネス部  法人M2Mビジネス・法人営業企画中島 厚生氏
    株式会社インターネットイニシアティブ プロダクト本部 基盤プロダクト開発部 副部長齋藤 透氏
    トレンドマイクロ株式会社 スレットディフェンスSE本部 プリセールスSEグループ 田畑 拓氏
    トレンドマイクロ株式会社 事業開発本部テクノロジーマネジメント部 テクノロジーマネジメント課 課長 原 聖樹氏
    主催者紹介
    M3O(エムスリーオー)代表
    製造業の情報システム部門に1972年より2014年まで勤務。 この間、ITネットワークをベースとした基幹・CAD/PDM・工場・OAシステムの統合による業務改革推進を担当。2001年より、グローバルIT統合とPLM、ERP(SAP)システムの導入を推進。

    2014年4月

    ・株式会社インプレス IT Leaders編集委員
    ・一般財団法人関西情報センター(KIIS)
    新井 修
  • <プライバシーポリシー>

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    <受講料のお支払い方法について>

    • (1)銀行振込の場合
    • ・お申し込み確認後、数日で請求書をご郵送いたします。第1回講座の開催日の前日までに指定の口座に受講料をお振込みください。
    • ・受講料のお振り込み手数料はお客様のご負担にてお願いいたします。
    • ・ご請求および請求書は、M3O(エムスリーオー)より郵送で発行いたします。
    • (2)当日現金支払の場合
    • ・当日、M3O(エムスリーオー)より領収書をお渡しします。